いわき自然学校では、班行動を基本としています。一班当たり、約4名~8名で編成された班にキャンプリーダー(カウンセラー)1名が班を受け持ちます。キャンプリーダーは、安全管理のみならず、参加者の健康管理、子どもたちの良き相談役として、ときには一緒に遊び、ときには一緒に悩み考えてくれる存在です。
一方でマネジメントスタッフ(MD)は、キャンプ全体を陰ながら支え、プログラム、食事の準備や、また各班の健康管理のサポートします。プログラムディレクター(PD)は、キャンプ全体のプログラム運営や安全管理を行います。
このような組織キャンプの中で、いわき自然学校は安全により質の高い自然体験活動を提供していきます。
当校のキャンプスタッフは、所定のスタッフ研修を修了した18歳(高卒)以上の者がお子様の活動をサポートいたします。主に大学生や専門学校の学生が多く、将来教職員など子どもに携わる仕事を志望する学生も在籍しています。また、社会人のスタッフも在籍しています。
スタッフ採用にあたっては、研修の参加を必須としています。研修中キャンプスタッフとしてふさわしくないと当校が判断したスタッフについては、ツアー参加をお断りしています。
ツアーを引率する際の安全管理体制の周知徹底のために、当校では安全管理マニュアルを策定しています。ツアーのルール、安全管理、プログラム別の注意事項などキャンプツアーを実施する上での必要な項目をマニュアル化し、キャンプスタッフ全員で共有しています。
なお、安全管理マニュアルは、何か問題が発生した場合や、マニュアルを見直す必要がある場合、随時改訂し、常に改善を図っております。
キャンプスタッフ研修では、安全管理に重点を置き、対象者理解、危険個所や危険行動の確認、救急法、子どもとの接し方、カウンセリング、野外技術などの研修を実施しています。また、お子様が活動する際には時として予測不能な行動をとることが考えられますので、キャンプスタッフにはそのことを十分に理解させ、安全に対して強く意識するよう指導しております。
ツアー中参加者が就寝後には毎日スタッフミーティングを行い、各班傷病者の確認、メンバーの様子、その日に感じたヒヤリハット、翌日の活動内容をスタッフ全員で共有しています。
キャンプスタッフは、移動、活動中、集合時など常にあらゆる場面で、人数チェックを行っています。
様々な感染症を防ぐため、食事前、食べ物を扱う活動の前には必ず手先の消毒を実施しています。また、キャンプスタッフはお子様に体調の変化がないか(顔色が悪い、元気いっぱいだった子が急に物静かになる、お腹を痛そうにしているなど)観察しています。
ツアー中のいじめ、暴力、仲間はずれなどがないように、お子様とスタッフとのコミュニケーションを大切にしています。しかし、子ども同士の活動の中でそういった問題が発生する可能性はあります。その際は、双方のお子様としっかりとコミュニケーションをとり、問題の解決に努めています。
活動を始める前には、必ず参加者全員の前でこれからの活動内容、活動中の危険について対象年齢に合わせた説明しています。「ケガをしないように注意しよう」ではなく、どのような危険があって、どのように行動すれば怪我を回避できるのか、その具体的な方法を分かりやすく説明しています。全体での説明終了後、各班に戻り参加者がしっかり理解できているか確認を行っております。野外での活動は様々な危険が潜んでいる事。参加者へは「自分の身の安全は自分で守る」という意識を念頭に置いて活動するようにしています。
キャンプ保険(国内旅行傷害保険)
キャンプ・野外活動中の怪我による障害はもちろん、誤って他人に怪我をさせたり、他人のモノを壊した場合の賠償責任もカバーできます。これらを担保するため、キャンプ保険のご加入を全参加者にお願いしています。なお、キャンプ保険の代金は旅行料金に含まれています。自然の中での活動になりますので、安全管理には十分に配慮しておりますが、万が一怪我や事故が発生した場合には、保険の適応範囲内にて対応させていただきます。
保険内容について詳しくはこちらをご覧ください。